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こんにちは!みやびです。
私は、小学校2年生から大学4年生まで15年間、本気でプロサッカー選手になることを目指してサッカーに取り組んで来ました。残念ながら夢は叶いませんでしたが、その過程でプロサッカー選手になる人間とそうじゃない人間の違いを最終的に掴むことが出来たと自負しています。そして、社会人になってからも、日々サッカーに関する最新の情報を集め、研究しています。「凡人」だからこそ、分かったことがあります。それは「才能やコツ」は明確に言語化できるということ、故に「天才」のプレーは十分に再現できるということであります!サッカーが自分の人生をより良くしてくれた。そう思うからこそ、全てのサッカー関係者に、自身のポテンシャルを最大限に生かした上で、サッカーを楽しんでもらいたい、夢を追いかけてもらいたい。そう強く願っています。自身の発信内容が、皆さんのサッカー人生に少しでも役立てば、本当に嬉しく思います。
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さて、もうすぐカタールW杯ですね!(この記事の初稿は22年11月15日)
日本は厳しいグループに入ってしまったのは事実ですが、本気の強豪国とどれくらいの試合が出来るのか、いちサッカーファンとして非常に楽しみでなりません!
今回のメンバー選出には、例年ほどサプライズはなく、そこまで話題にはならなかった印象ですが、
サッカーに興味をお持ちのみなさんは、過去の日本代表の選手も含めて、日本代表に入るような選手達に対して、ふとこんなことを感じたことはないでしょうか?
「日本代表選手でも、結構みんな、小中高で、挫折を経験しているもんだなぁ・・」
「そこから凄い頑張ったんだね。大器晩成だね。努力ってやっぱり偉大だね。」
どうですか?実際そう思いませんか??
久保建英選手こそ、エリート街道中のエリート街道を渡ってきたような選手ですが、彼のようなパターンは、もちろん現在の日本では超レアケースであって、
日本代表に入るような選手達は、みんな彼のような「華々しい幼少時期」を過ごしていたかというと、必ずしもそうではない事実を、みなさんも何かの記事・どこかのニュースで見たことがあることでしょう!
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あの日本代表選手もJリーグの下部組織に落選していた
例えば、今は日本代表に欠かすことのできない、伊東純也選手。彼は中学入学前に、横浜F・マリノスジュニアユースの入団テストを受けたのですが、結果は残念ながら「不合格」となっております。
その後も高校までは「全くの無名」で、県の代表にすら入ったことがなかったとのことです。
今の活躍からは全く想像も出来ません。
また、同じく代表の中心選手であり、ドイツで2年連続のデュエル王に君臨した「遠藤航選手」。彼もまた、小学校5年生・6年生の時、そして、中学入学前に、マリノスの入団テストを連続で受けておりますが、いずれも「不合格」となっております。
将来、日本代表の中心選手になり、世界の舞台でも大活躍できるような選手が
こんな幼少期を過ごしていることって感覚的には何かおかしいと思いますよね?
しかも、ジュニアユースくらいだとまだ全国津々浦々から受けにくるような話ではなく、
言っても「その地域の」上手い子達が集まり、競い合うレベルの話です。
日本全国やワールドワイドでの話ではなく、その地域レベルの話であっても、結果からすれば、伊東選手も遠藤選手もこぞって、他の子達より「劣っている」という評価を受けたことになります。
その他、有名な話では、中村俊輔選手、本田圭佑選手もそれぞれユース昇格が叶わず、辛酸をなめております。
これは、説明不要なくらい有名な話ですよね。
他にも、直近のカタールW杯の日本代表選手の中でも、
中心選手として活躍した鎌田大地選手(ガンバユースを昇格できず)や守田英正選手(ガンバジュニアユースに不合格)をはじめ、上田綺世選手(アントラーズユースを昇格できず)、山根視来選手(ヴェルディユースを昇格できず)も同じような経験をされているようです。
果たして、その当時、ユースにいた方々の何人がプロになれたのか、プロとして活躍しているのか。。
落ちた側の彼らはプロになれたどころか、トッププロ中のトッププロに、数年後、こうしてなっている訳です。
また、日本代表からは離れますが、今後の活躍がより一層期待される、2022年シーズンのJ2で「得点王」に輝いた小川航基選手も中学進学前に、東急レイエスという神奈川件横浜市にある、その地域の街クラブの入団テストを受けておりますが、「一次試験」であっさりと落ちてしまっているそうです。。
こういったように、Jリーグというプロ集団の中でトップレベルに入る人達が、小中高の若い年代ではなぜか悔しい思いをしている事象って実はかなり多いんです。
何も特別な事例を並べている訳ではありません。
「大器晩成」の一言で片づけられないような・・なんか腑に落ちないですよね。。。
その後、その悔しさをバネに努力を重ねて這い上がったってだけのお話?
もちろん、想像できない程の努力を重ねて来られたと思うし、そこに反論の余地はないのです!
しかしながら、プロになる方々(いや、仮にプロになれなかった人達であっても)、みんなが血のにじむような努力をしてますよね?
彼らだけがその後の努力の質や量に特別なものであったとは考えられません。
なんか努力の質とか量の話では片付けられない気がしませんか。
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大器晩成型を生み出している要因は「育成年代の評価」にあり
では、どうして、こういった事象が頻繁に起こるのか?
将来、プロになったり、それだけでなく日本代表や世界の舞台で活躍できるような人材が、「小中高の育成時期」では評価されないなんてことが一体なぜ起きてしまうのか。
今回は、その謎に迫りたいと思います。
ここで一つ、「育成年代での評価」について改めて考えてみます。
合格や不合格の「評価」とはそもそも誰が誰にするものか?
それは、大人(監督・コーチ)が子供(小中高生)に対してするものです。
結論としては、ここでの大人による評価が間違ってしまっているから、先にも述べた「年を重ねてからの逆転現象」が頻繁に起きてしまっているのだと私は考えています。
※ただ、もちろん努力によって逆転が起きたケースもあるでしょうし、当然一概には言えない話であることは予め申し上げておきます。
しかしながら、多くの日本代表にまで上り詰めるような一流選手が育成年代では評価されなかったというこの現象、育成年代の子供に対し、大人によって下される評価において、やはり何かしらのエラーが起きているものだと思います。
では、具体的に、評価のどこにエラーが生じているのか?
果たして大人は子供の「何」を評価しているのか?
起きている傾向としての一番は
「ボールを巧みに扱うテクニック=巧緻性(こうちせい)」だと思っています。
実際、小学生のサッカーを見ていて、この子上手いなぁと大人たちから評価される子は、当然のことながら、「トラップが上手い」「ドリブルで細かいタッチが出来る」「動きにちょこまかキレがある」「キックが左右で蹴れる」っていう子達ですよね?
そういう子を評価しますよね?そういう子が評価されますよね?
「当たり前でしょ?技術の巧みな子を評価するの当たり前じゃん」
「それの一体何がいけないの??」
と思われた方は、ここでもう一度思い出してみてください。
伊東純也選手や遠藤航選手のことを。
上記が、本当に「当たり前の評価ポイント」であるならば、当時の彼らは恐らく「巧みさ」がなかったということになります。その現場にいた訳ではありませんが、本当にそうだったのかもしれません。
結果、彼らは、セレクションに落ちました。
でも、
その後、プロになって、日本を代表する選手にまで上り詰めました。
それほどまでにポテンシャルを持っていた選手がなぜ評価されなかったのか?
彼らは当時、何を持っていなくて、一体何を「実は持っていた」というのでしょう。
当時全く評価されなかった人間が、なぜ日本を代表する選手になれたのか?
他の子達と一体何が違ったのか?
疑問は積み重なるばかりですね、、、
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巧緻性を追い求めることに潜むリスク
違ったこと。
それは、恐らく「体の使い方」にあったと私は思っています。
将来的に「一流」に上り詰めた選手の多くは、当時から、多かれ少なかれ「体を正しく使うこと」が出来ていたのだと思います。
では、体を正しく使うとはどういうことか。
細かいポイントを言い出せば、キリがないですが、ここでは、キーワードとして「巧緻性」に焦点を当てた為、「巧緻性を発揮する体の使い方」についてよく考えることで答えが出せます。
実は、巧緻性を発揮しようとすると、骨盤は後傾していた方が動きやすいのです。
その為、巧緻性を追い求めれば追い求めるほど、骨盤が後傾していく、とも言えます。
では、逆に、巧緻性を発揮しない使い方。それはどういう体の使い方か?
まさに、先ほどの逆です。
それはつまり「骨盤を前傾させること」であります。
実は、これこそが、正しい体の使い方なんです。
ただ、骨盤が前傾している状態は、ちょこまかした動きは比較的得意ではないです。
従って、その体の使い方は、ある年代では、いささかキレがなく見えたり、一見すると「雑な動き」に見られるかもしれません。それをきちんと見抜けるかどうかなんです。
ここに「問題の本質」が潜んでいたと言えますね。
つまり、育成年代での上手いと「評価される選手」というのは、繰り返しですが、巧緻性が高い選手です。
ただ、巧緻性が高い選手というのは、「骨盤の後傾」がセットになっていることが比較的に多い為、とかく、もも前やふくらはぎなどのブレーキ筋を主体とした体の使い方を行っているケースが多く発生しています。
しかも、子供の時からその方向性を褒められる訳なので、そこをどんどん評価される訳なので、更にその体の使い方を極め、その体の使い方にとことん陥ってしまいます。
どんどんどんどん、良くない体の使い方が染みついていってしまっている訳です。
そうなると、大人へと近づいていくにつれて、つまりは、よりフィジカル面の要素が求められるサッカーに変わるにつれて、正しくない体の使い方をしていた「小・中学校時代のエリート達」は、下記のような問題が生じて、相対的に評価を下げていくことになります。
【骨盤後傾によるデメリットの例】
・猫背になってしまう
→結果、背筋が常に緊張してしまう。
→結果、肩甲骨がよく働かない状態になる。
・重心が下に下がってしまう
→結果、膝が常に曲がった状態になってしまう。
→結果、もも前やふくらはぎなどのブレーキ筋ばかりの使った動きになる。
→結果、ハムストリングス(アクセル筋)のバネが十分に使えなくなる
一つ、私が実際に遭遇した事例を出すと、大学時代、推薦枠で入部してきたヴェルディユースの選手がいました。彼は、ヴェルディユース出身だけに、とてもテクニックがあり、ボールを触らせたら、チームでも5本の指に入るといって間違いないものでした。
推薦枠ですから入部当初から1軍に入り、ちょくちょく試合には絡んでいたものの、彼が大学サッカーで活躍することは、残念ながらありませんでした。
テクニックは相変わらずあったのですが、スピードや体力等のフィジカル面は、大学サッカーのレベルでは十分ではなかったと言わざるを得ない結果だったのかなと思っています。ただ、テクニックでは、試合に出ていた人間よりも彼の方があったことは間違いありません。
同じ話で、U-12やU-15世代等、下の年代であればあるほど、日本代表が世界と渡り歩ける理由もここにあると思っています。
よく言われるお話で、「アンダー世代の技術レベル」は世界でも劣っていない、なんてこともよく聞くところだと思います。
実際に、この年代では、ブラジル代表やバルセロナのようなチームに勝つこともよく起こりますよね。
ただ、果たして、この場合の「技術レベル」とは一体何を指しているのか。
先にも述べた「巧緻性」について言っているのだとしたら、
将来性に響く「骨盤後傾」によってそれを作り上げているのかもしれません。
もちろん、このお話が全てという訳ではないのですが、どうでしょうか?
仮にこの話だけでも、伊東選手ら、彼らの逆的劇がなぜ起こったのか、その要因の一端が既に見えてきませんか?
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化ける子・化けない子の真相
ある選手が、幼い頃は「上手ではない」と評価されていたのに、成長するにつれて、サッカーで急に活躍する(=化ける)ようになる理由としては、結論、体の使い方(=骨盤を後傾させない使い方)にあると考えます。
アフリカ人はその典型。彼らの動きは実にしなやかでダイナミック。
ダイナミック・・??悪く言えば、細やかではないということ、ですよね。
一方で、日本人は性格・価値観・国民性がとても細やかな人種。昔から、そこが日本人の良いところ、武器であるとして、様々なシーンで評価されてきました。
サッカーにおいても、いかに細かく、繊細に、正確に動けるか。
その世界線でサッカーをやっているから、サッカーを評価しているから、どんどんどんどん骨盤の後傾を推し進める話になってくる。
少年サッカーで強いチーム、クラブチームのセレクション、トレセンの選考、いずれも巧緻性の高い選手が評価される傾向があります。
体の使い方がダイナミックで迫力があっても、ボール扱いが下手って評価されると、恐らくその選手達はそこで行われた選考で勝ち残ってこなかったでしょう。
で、小学校、中学校、高校と天才と評され、プレーしてきた人間が、早い時には、その高校の段階から、あれ?伸び悩んだ?昔は凄かったのに・・という悲しい結末を迎えることになるのです。
世界の一流に目を向けてみても、動きが複雑かと言われると違うと思います。彼らの動きは非常にシンプルです。難しい動きはしていません。
シンプルかつ、理にかなった動き方を追求しているのが分かります。
それは、サッカーという競技を追求した結果とも言い換えられます。
サーカス団のような複雑な動作は、サッカーというスポーツを本気で追求した場合、無意味である、いや、それどころか、完全にマイナスに作用するという訳です。
だから、サーカス団・雑技団のようなリフティングテクニックや魅せることだけを追求したようなドリブルの技を練習するにはやめましょう。
サッカーで活躍する為の練習ではないので、時間のロスですし、その動きを練習すること自体、巧緻性を追い求めることとイコールですから。
サッカーにとって良くない体の使い方を一生懸命に体に覚えさせているようなものです。
内田篤人さんが以前、日本のサッカーと海外(ドイツ)のサッカーとで「全く別のスポーツ」と発言されて、日本サッカー界に一石を投じられました。
日本人の良さは、基本的には丁寧さ・細やかさであることは間違いないですが、無駄に追求しすぎていたり、その軸での評価に重きが置かれていることで、サッカーの本質から離れてしまっているように感じています。
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「正しい体の使い方」を身に付ける為に行うべきこと
では、「正しい体の使い方」を身に付けるにはどうしたらいいのか。つまり、骨盤の後傾を改善していく為に取り組むべきことはなんなのか。
それは、日々の過ごし方から見直すことです。
逆に言えば、何か特別な努力なんてものは必要なく、というよりも、そんなちょこちょこっと何かをしたからって改善できるものではないと私は思っています。
それは、つまり、日々の立ち方、座り方、歩き方の改善がとても重要であるということを意味します。
中でも、一番気を付けないといけないことは「座り方」であると考えます。
なぜならば、座っている時の自分が一番、姿勢が悪くないですか?
背中や首がまるまっていて、いわゆる「猫背」というものに最もなってしまっている時って、「座っている時」ではないですか??そうであった時、あなたやあなたのお子様は一日の中で、どのくらいの時間座っているでしょうか??
結構長い時間、座っている=姿勢が悪い状態 でいてしまっていませんか?
実際に、日本の成人に関して言えば、
1日の中で座っている時間の平均は、「約7時間」と言われています。
一日の、つまりは人生の、約3分の1もの時間を座っているという訳です。
そんなにも長い時間を悪い姿勢で過ごしてしまっていたら、当然のことながら「正しい姿勢での立ち方・歩き方」もやはり難しくなるでしょう・・・
結論としては、サッカーをやっている以外の時間であっても、サッカーにとって「良い時間」を過ごすことが大切であると考えている訳です。
日々の「座り」を正しく過ごすことで、いや、
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今回は「なぜ一流のサッカー選手でも幼少期に挫折を経験しているのか?」について触れてきました。
ポイントは体の使い方でした。正直、この体の使い方が出来ている人間ってまだまだ少ないです。全国のエリートが集まってきた大学のサッカー部時代ですら、ほとんどが出来ていませんでした。
そして、自然と出来ていた人間は、当たり前のように、川崎フロンターレや名古屋グランパスなどのプロへと進んでいました。
私自身は、途中でこの事に気が付き、モノにすることで、全くの無名だった人間でしたが、120人ぐらいをごぼう抜きして、レギュラーを勝ち取ることが出来ました。
怪我も重なり、最終的にプロには進めませんでしたが、方向性・本質は捉えたと自負しています。
この記事を見つけてくださったあなたにも、ぜひ意識して頂けると幸いです!
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さいごに
最後まで読んで頂き、有難うございます!
今回は、自身の体験から得られた「化ける子」が生まれる背景について、自身の考えを記載致しました。急に伸びる子って、どうしてそうなったのか。逆に、幼い時凄かった子ってたくさんいたのに、なぜ彼らの成長は失速してしまったのか。きっと頷ける部分もあったかと思います。
まずは、何はともあれ、この記事を見つけて頂き、読んで下さり、本当に有難うございました。
まだまだ詳細については触れられていないこともありますが、日本の育成段階において、
何が起こっていて、何が問題なのか、少なからず伝わったとしたら幸いであります!
この話の続きにもなる、より詳細のお話については今後また発信させて頂きます。
また、他にも参考になる記事があるかと思います。ぜひ↓もチェックしてみてくださいね!!
これからもこのブログを宜しくお願い致します!
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