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こんにちは!みやびです。
私は、小学校2年生から大学4年生まで15年間、本気でプロサッカー選手になることを目指してサッカーに取り組んで来ました。残念ながら夢は叶いませんでしたが、その過程でプロサッカー選手になる人間とそうじゃない人間の違いを最終的に掴むことが出来たと自負しています。そして、社会人になってからも、日々サッカーに関する最新の情報を集め、研究しています。「凡人」だからこそ、分かったことがあります。それは「才能やコツ」は明確に言語化できるということ、故に「天才」のプレーは十分に再現できるということであります!サッカーが自分の人生をより良くしてくれた。そう思うからこそ、全てのサッカー関係者に、自身のポテンシャルを最大限に生かした上で、サッカーを楽しんでもらいたい、夢を追いかけてもらいたい。そう強く願っています。自身の発信内容が、皆さんのサッカー人生に少しでも役立てば、本当に嬉しく思います。
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さて、今回も、サッカーを頑張る成長期の少年少女によく見られる「オスグッド病」に関連する記事です。前回の記事で、オスグッド病は少年時代・少女時代にサッカーの上手な子(=運動神経が良いとされる子)が患うケースが多いことについてご説明致しました。今回はその続編になります。
まだ、前回の記事をご覧になっていない方は、まずはそちらからご確認頂けると幸いです!オスグッド病とはどんな怪我なのか、その原因について、などなどを解説しています!
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●関連記事:【サッカー】少年時代・少女時代にサッカーの上手な子(=運動神経が良いとされる子)がオスグッド病を患うケースが多い理由を解説!
そして、今回は、タイトルにも記載の通りですが、実はオスグッド病を患った選手は完治した後、その後に伸び悩む傾向があるのです。そもそも上手い子がなりやすい怪我なのに、完治した後、伸び悩むってどういうことって思われますよね?今回はこの部分について、分かりやすく解説して参ります。
全てのサッカー関係者はもちろん、サッカーに関係しない方であっても、より多くの方々に是非とも読んで頂きたい内容です!
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オスグッド病を患った選手がその後に伸び悩む理由
それでは、早速、本記事の本題に入ります!オスグッド病を患った選手がその後に伸び悩む傾向が多いとされるお話について解説して参ります。
なぜ伸び悩んでしまうのか?なかなか治らず痛みが続くから??いえ、そうではありません。
オスグッド病の痛み自体は、休めば和らぎますし、成長が止まれば自ずとなくなるものでしょう。なので、怪我の痛み自体はそれほど深刻なものでは御座いません(その時はめちゃくちゃ痛いですが・・・)。
では、それまでサッカーが上手であった子が、痛みが取れたのに、なぜ伸び悩むのか?一見すると、なんだか不思議なお話ですよね??
伸び悩んでしまう原因。前回の記事をご覧になった方はもうお気づきかと思いますが、それは、オスグッド病を誘発してしまった「体の使い方」にあります。
具体的には、「骨盤後傾」から来る「もも前主導」の体の動き方を指します。そもそもですが、日本人は欧米人と違い、骨盤が後傾している人が非常に多いです。ほぼほぼ全てと言っても過言ではないくらいなので、自分は違うと思いこまず、自分自身も当てはまっているかもというスタンスで読み進めることをおススメ致します。
で、骨盤が後傾していると、何が問題なのか。前述の通り、腰の位置が下がり、膝が曲がって、脚が常に「くの字」の体勢になることが常ですから、その結果として、どうしても「もも前主導」の動き方、つまり、もも前をたくさん使った体の使い方になってしまいます。
ここで、今一度、何が問題であるのか、どういったことが起こるのか、を整理致します。
●日本人は基本的に「骨盤後傾」が多い。
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●骨盤後傾だと、腰が沈む、重心が後ろ側になる、猫背になる。脚が「くの字」になって、もも前やふくらはぎなどのブレーキ筋と呼ばれる筋肉で日々動くことになる。
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●当然、サッカーのプレー中も「もも前主導」の体の使い方になる。ふくらはぎも連動し、ブレーキ筋をフルに使って、走ったり・蹴ったり・跳んだりのプレーが常になる。ただ、その方が巧緻性は高まる為、小中高レベルでは、問題は顕在化せず、それどころか、上手い選手・優れた選手として君臨できる。結果、もっともっと「もも前主導」を推し進めていくことになる。「骨盤後傾」を更に推し進めていくことに繋がる。
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●一方で、もも前を基本使うことで、逆側のもも裏の筋肉はあまり使われなくなる。そうなると、筋肉というのは、使われないと縮み、硬くなる性質があることから、もも裏の筋肉は、短縮したり、硬くなったりして、弾力性の良くない筋肉へと変わっていく。結果、ますますもも裏の筋肉は使われなくなるというスパイラルに陥る。少しだけ詳しくご説明すると、もも前がたくさん使われている状態は、言うならば太ももの裏側にあるハムストリングスが縮まることとイコールであります。筋肉は、伸ばされた状態から縮む際にパワーを生み出しますが、このようにハムストリングスがいつも縮まった状態になると、動作の中でうまく伸ばされなくなるので、この筋肉のバネの力を十分に使えていない、使えなくなる状態を引き起こしている訳です。
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●もも前主導の動きでは、体にブレーキをかけながら、アクセルを踏んでいるようなもので、大学やプロのレベルでは、技術云々の前に、そもそものフィジカルの部分で通用しなくなる(プロはもとより、大学の体育会サッカー部であっても、基本的には、全国の強豪高校・強豪ユースのエース達が集まってくる為)。そもそも大学までいかずとも、その前段階である高校のフェーズでも伸び悩みが顕在化する選手も多く出てくる。
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●結果、「昔は凄かったのに・・」「あの選手、伸び悩んだね・・」という選手が次々に増えていく。
以上となります。なんだか「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話の展開ですが、これがまさに、オスグッド病を患った選手はその後に伸び悩むというお話の全貌であります。
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「体の使い方」はいつでも何歳からでも変えられる!
ここまで読んで頂いた方の中で、実際にオスグッド病になった経験がある方は、絶望したり、もしかしたら怒りを覚えたりしているかもしれません。
でも、安心して下さい!体の使い方はいつでも何歳からでも変えられるものです!
よく巷では、ゴールデンエイジなるものを叫ぶ方もいらっしゃいますが、ゴールデンエイジで全てが決まることなんてありませんし、正しい知識、正しい意識、正しい努力をすれば、体の使い方・運動神経は幾らでも変えられます!つまりは、未来は幾らでも変えられます!
では、骨盤後傾を正す為にはどうしたらいいのか?
「意識」して、もも裏を使う努力をすることを始めるのが効果的です。それは、立っている時も、座っている時も、歩いている時も、走っている時も、です。
「もも前」を使う時と「もも裏」を使う時とで一番違いを感じ取りやすいのは、上記の中でも一番動きがある「走っている時」だと、私は思います。なので、まずはこの部分から変えていくと実感を伴って出来るので、長続きもしていくのかなと思います。
具体的に、どうすれば、体の使い方は変わるのか。
簡単です。
走る時、ももを上げるのをやめて、意識としては、かかとを上に上げることを意識しましょう(お尻に近づける感じで)。膝の位置を上げずに、膝蹴りをするような形・感覚が引き出されるかと思います。いずれにしろ、きっと、最初は普段使っていない部分を動かすことになるので、もも裏が攣りそうになる感覚を感じるかもしれません。でも、それでいいのです。それがいいのです。ようやくもも裏を使い始めたというサインなのです。これが正しく出来るようになると、アクセル筋を全開で稼働させることになりますので、平坦な道でもまるで下りの坂道を駆け下りていくような感覚で、体が前進していくのを感じ取れると思います!
これが出来た時、かたや「もも前」を使っていた時の走り方は、ももを上げて(この時、重心は後ろに傾く・・・)、足を体の前方につき、力を入れて、踏ん張って、一歩一歩体を前に運んでいくというとんでもなく大変な作業をしていたのだと、そこでようやく気付くことになるでしょう。
もも裏を使って、走ったり、プレーをするコツはもちろんこれだけでは御座いません!体の使い方に関する記事はこのブログ内の他の記事でも既に掲載していますし、今後もより詳しく解説・発信していきたいと思います。今回はひとまずこのくらいに留めますが、引き続き、このブログをチェック頂ければ幸いです!
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最後、サッカー上達に向けて絶対に活用した方がいいと思う「お薦めアイテム」、というか、もはやサッカー選手にとっては欠かすことの出来ない「神のアイテム・10選」をご紹介しておきます!まだ持ち合わせていないアイテムがありましたら、是非チェックしてみてくださいね!
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さいごに
最後まで読んで頂き、有難うございます!
今回は「少年時代・少女時代にオスグッド病を患った選手は、完治した後、その後に伸び悩む傾向がある理由」というテーマの記事でありました。どういった理由・メカニズムなのか、ご理解頂けましたでしょうか?
そして、記事内でも記載した通り、今回の話は、実は奥がとても深いテーマであって、今回の話だけで終わるお話ではございません。実際のもも裏の使い方など、この話の続きにもなる、より詳細のお話については今後また発信させて頂きます。
まずは、この記事を見つけ、読んで下さり、本当に有難うございました。
また、この他にも参考になる記事があるかと思います。
ぜひ↓もチェックしてみてくださいね!!
これからもこのブログを宜しくお願い致します!
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