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こんにちは!みやびです。
私は、小学校2年生から大学4年生まで15年間、本気でプロサッカー選手になることを目指してサッカーに取り組んで来ました。残念ながら夢は叶いませんでしたが、その過程でプロサッカー選手になる人間とそうじゃない人間の違いを最終的に掴むことが出来たと自負しています。そして、社会人になってからも、日々サッカーに関する最新の情報を集め、研究しています。「凡人」だからこそ、分かったことがあります。それは「才能やコツ」は明確に言語化できるということ、故に「天才」のプレーは十分に再現できるということであります!サッカーが自分の人生をより良くしてくれた。そう思うからこそ、全てのサッカー関係者に、自身のポテンシャルを最大限に生かした上で、サッカーを楽しんでもらいたい、夢を追いかけてもらいたい。そう強く願っています。自身の発信内容が、皆さんのサッカー人生に少しでも役立てば、本当に嬉しく思います。
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さて、今回は、小中高生を中心とした育成年代の方々に是非ともお伝えしたい内容です。
それは、「強豪高校やクラブチームのセレクションに落ちても、プロを目指す上で全く問題がない」という内容であります。
よくSNS等で「息子がセレクションに落ちた。残念・・」のような書き込みを見ますが、全くもってそんなことはありません。いや、一通りの青春時代・学生時代を経験したからこその今になって思うことは、むしろ、強豪高校やクラブチームに行くことは、人によってはマイナスに作用するのではないかということです。
この後、詳細を述べて参りますが、強豪高校やJクラブのプライマリー・ジュニアユース・ユースに受かったとて、その方のサッカー人生を必ずプラスの方向に導いてくれるかというとそんなことはありません。事実、Jクラブに受かったことで、サッカー人生の成功が約束されるような仕組みに今現在なっているでしょうか。全くそんなことないですよね。本当に大事なことは、挑戦すること(既に受けた方であれば、挑戦したこと)、そして、仮にだめでもそこから這い上がることです。だから、仮に落ちたからって何にも残念に思う必要はありません。見返してやればいいくらいの気持ちにすぐに切り替えるだけの話なんです。
今回の記事も、サッカーを日々頑張っている少年少女はもちろん、お子様がサッカーを頑張っている親御様にも是非とも読んで頂きたい内容です!
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Jクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由
それでは、冒頭申し上げた通り、競合高校やJクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由について、私なりの考えを述べて参ります。ポイントは大きく3つあります。
試合に出られるチャンスが単純に少なくなる

Jクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由の一つ目は、試合に出られるチャンスが少なくなることです。これは、ある種当たり前のことです。優秀な選手達が集まる場に行く訳なので、必然的に競争環境は激化します。
どんなに強いチームに属していても試合に出られなければ成長の度合いは高まりません。もちろん、ベンチで過ごす時間や経験にも意味があると思っています。悔しい気持ち、挫折経験は必ずそれを経験した人の糧になることでしょう。
ただ、上手くなるかどうかは、やはり試合に出るかどうかが強く影響します。育成年代であれば、尚のことです。どんなに悔しい思いをして、たくさん練習に励んでも、試合に出なければ本当の意味でスキルをモノに出来ません。
試合に出にくい環境を選ぶことが必ずしも正解じゃない理由はここにあります。
本人が勘違いしてしまうリスクがある

続いて、強豪高校やJクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由の二つ目は、本人が勘違いしてしまうリスクがあることでしょう。優秀な人材が集まるチームに行けば、総合力が高いので、そうそう負けないチームになるでしょう。戦う舞台は自ずと全国区になると思います。これもある意味では、当たり前のことです。そうでなければ困ります。
このように、チームが強いということは、戦う環境として自ずと高いレベルに身を置くことに繋がりますので基本的には良いことです。ただ、一方で、勘違いしやすい環境であるのも事実です。チームが全国区であったとしても、そこにいる選手の一人一人が全国レベルかというと全く違います。ただ、チームが強ければ、当然ながら、自分は優れていると思い込んでしまいます。いやいや、そんなことはない??うーん、どうでしょう。まだ人として成熟していない若者だと、勘違いしてしまうことの方が多いと思います。これもまた真理なのかなと思ってしまうところです。
そして、勘違いした選手が大きく伸びることはないです。これが強豪高校やJクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由の一つです。
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成長のタイミング・キッカケを待って貰えない

Jクラブに行くことが必ずしも正解じゃない理由の三つ目は、成長のタイミングやキッカケを待って貰えないことです。言うまでもなく、成長するタイミングはそもそもが人それぞれ違うものです。
とりわけ、育成年代においては、小学生の時に大きく伸びる子もいれば、高校・大学になってようやく伸びる子もざらにいます。ただ、Jクラブでは、基本的にはそれを待って貰えません。今、どういった実力があって、どういったパフォーマンスが出来るのかで入団の可否が決まるものです。多少は、親の身長等を見て、まだまだ背が伸びそうだなくらいは考慮に入れるでしょうが、それ以外のことを見据えるのは正直不可能です。
「この子は今は足が遅いけど、3年後は速くなるかもだから取っておこう」とか「この子は今は技術レベルが低いけど、2年後はテクニシャンになっていそうだから取っておこう」という発想は、何の保証もないことです。そんな漠然としたもので評価していたら、多くの人間が網にかかってしまって絞り込むことは不可能でしょう。あくまでも、その時点のパフォーマンスで評価していく、これ以外には結局のところない訳です。ただ、この方式だと、今後の伸びしろを加味できない・加味していないという不具合がどうしても発生してしまう訳なんです。
ユースに上がれずに這い上がったケースとして、中村俊輔さんや本田圭佑さんのエピソードはあまりにも有名ですが、美談で終わらせてはいけません。もしかしたら、ユースに上がれなかったことをキッカケにやめていたかもしれないからです。やめるキッカケはたくさんありました。中村俊輔さんは、中学校3年生の時、試合に出られずに不貞腐れていたそうですが、その時にコーチに強く叱責されていたらやめていたかもしれないと、後にコメントしています。また、高校に上がってからも、最初入りたての時は、ボール拾いやボール磨きばかりだったそうで、苦しい時間であったとも話しています。本田圭佑さんに至っては、ユースに上がれなかった時、祖父からは「お前には才能がない、諦めろ」と諭されたそうです。二人が、後に大活躍するサクセスストーリーは全て「結果論」であって、こういった形で、いつやめてもおかしくない状況がそこにはあった訳です。もし、本当に彼らが夢を諦めていたら、この直近数十年の日本サッカーの発展はまた違ったものになっていたことでしょう。
このように、強豪高校やJクラブのセレクションにおいて、もちろん将来性は見ていると選ぶ側は口にすると思いますが、将来伸びるかどうかは何の根拠もない中で、まずもっての判断軸は「その時点」であることは間違いないでしょう。
ただ、そうなると、後の大化けするかもしれない「才能」が潰されてしまうリスクもある訳です。才能が潰されない可能性が高まるという意味で、Jクラブに行かない選択肢だってアリなんです。
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Jクラブのセレクションに落ちた私自身が感じたこと

ここからは、私自身の経験を具体例として、ご紹介していきます。
まずもって、かくいう私も学生時代はJクラブのセレクションを受けた人間です。中学3年生の時に、「横浜F・マリノスのジュニアユース」のセレクションを受けたのと、高校2年生の時に、「湘南ベルマーレのユース」を受けました。結果はどちらも不合格でした。
マリノスの時は最終選考も通過して、何度か実際の練習に参加をするところまで行きましたが、当時のコーチの方からは「これからユースってところを見据えると、行かない方がいいかもしれない」と伝えられ、断念させられた経験があります。湘南ベルマーレの時も最終選考まで進みましたが、最後のところで不合格となりました。
そういった訳で、マリノスのユースにも、ベルマーレのユースにも上がれずに、高体連の枠組みの中で、高校3年間を過ごすことになりましたが、そこで目の当たりにしてきた事実が、私の中で「Jクラブに行くことが正解じゃない」ことを決定付けることになりました。
というのも、中学時代にマリノスのジュニアユースにいた人間達のうち、何人かがユースに進み、何人かが進めなかった訳ですが、進めなかった方々は、高校時代の中で誰一人として活躍をしなかったからです。気持ちの中で、燃え尽きてしまったのもあったのかなとも思います。ただ、それ以前に、個人個人に目を向けた時に、そもそも突出したものがなかったように感じています。これは、ジュニアユースのセレクション時点(=小学校6年生の終わりごろ)では優秀であったという事実でしかないのかなと考えてしまうところです。
また、ユースに上がれた組についてはどうかですが、高校3年生の時に、神奈川県トレセンで一緒にプレーする機会があったのですが、これまた、個人個人の力量は大したことがありませんでした。唯一、栗原勇三さんは別格でした。後に、日本代表にも名を連ねますが、彼だけは、特別なものがありました。が、それ以外の方々は特段凄さは感じられませんでした。
以上、こういった経験を受けて、自分がJクラブに行けなかったのは、当時としては非常に悔しかったものの、仮に行けたとして、どんな環境、どんな成長が待っていたんだろうと思う訳です。もしかしたら、受かっていたら、そこで満足して終わっていたかもとも考えてしまうんですよね。そんなの、成功するやつはどこ行っても成功するし、だめなやつはどこ行ってもだめだよって思われる方もいらっしゃるかもですが、現実はそんなことはないと思います。どんな環境で、どんなタイミングで、どんな経験をしてきたかで、人の人生は大きくいかようにも変わると私は考えます。
また、舞台を大学に移してからは、その考えを更に確信めいたものに昇華させることになります。大学のサッカー部には、全国からの強豪高校・強豪ユースから、各チームの中心選手として、多くの人間が集まってきます。ただ所属してましたではなく、みながみんな、そのチームでの中心選手・エースとして活躍していた実績を引っ提げて、意気揚々とやってくる訳です。ただ、肩書に惑わされることなく、個人個人を冷静に見ていった時に、全くの無名だった自分と、華やかな実績を誇っていた彼らと、それほどの差は感じませんでした。
こういった経験を全てひっくるめると、結論としては、自分の力を最大限に伸ばせる環境であれば、どこであっても良い話であって、強豪高校やJクラブのチームに行くことが必ずしも正解じゃないという考えに至った背景であります。にも関わらず、昔の私も含めてですが、ほとんどの方が小学生年代のうちからJクラブのセレクションを受け、そこを目指す訳なんですよね。そこにサッカー選手としての成功が待っているかのように。行ったからとて、受かったからとて、サッカー選手として伸びるかどうかは全く約束されていないのに・・
私が言いたいことは、強豪高校やJクラブなんか行くな!ではありません。全くもって違います。今現在、強豪高校やJクラブに通って、汗を流している方々をネガティブに捉えている訳でもないです。要するに、落ちたからといって、落ち込む必要は全くなくて、幾らでも挽回が出来るということであります。仮に落ちたとしても、もっと才能を伸ばせる環境があるかもしれないというマインドにすぐに切り替えて欲しいってことなんですよね。
伝えたいメッセージはそれ以上でもそれ以下でもないです!
最後、サッカー上達に向けて絶対に活用した方がいいと思う「お薦めアイテム」、というか、もはやサッカー選手にとっては欠かすことの出来ない「神のアイテム・10選」をご紹介しておきます!まだ持ち合わせていないアイテムがありましたら、是非チェックしてみてくださいね!
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さいごに
さて、今回は、強豪高校やJクラブのセレクションに落ちたとて、何の問題もないというテーマで記事を書かせて頂きました。繰り返しになりますが、これは、強豪高校やJクラブのチームでプレーしている人達をネガティブに捉えている話ではありません。落ちたからって、落ち込む必要はないという主旨のお話となります。
因みに、今回はかなりシンプルに論じましたが、このお話は今回の内容だけで終わるお話ではございません。この話の続きにもなる、より詳細のお話については今後また発信させて頂きます。
まずは、この記事を見つけ、読んで下さり、本当に有難うございました。
また、この他にも参考になる記事があるかと思います。ぜひ↓も覗いてみてくださいね!
これからもこのブログを宜しくお願い致します!
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