【サッカー】「アンカー」と「ボランチ」の違いについて用語解説！同じ守備的MFでも、微妙に違う！？

サッカー

2024.02.282024.04.21

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こんにちは！みやびです。

私は、小学校２年生から大学４年生まで15年間、本気でプロサッカー選手になることを目指してサッカーに取り組んで来ました。残念ながら夢は叶いませんでしたが、その過程でプロサッカー選手になる人間とそうじゃない人間の違いを最終的に掴むことが出来たと自負しています。そして、社会人になってからも、日々サッカーに関する最新の情報を集め、研究しています。「凡人」だからこそ、分かったことがあります。それは「才能やコツ」は明確に言語化できるということ、故に「天才」のプレーは十分に再現できるということであります！サッカーが自分の人生をより良くしてくれた。そう思うからこそ、全てのサッカー関係者に、自身のポテンシャルを最大限に生かした上で、サッカーを楽しんでもらいたい、夢を追いかけてもらいたい。そう強く願っています。自身の発信内容が、皆さんのサッカー人生に少しでも役立てば、本当に嬉しく思います。

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さて、今回は、知っているようで知らない「サッカー用語」に関する記事であります。

今回の用語は「アンカー」についてです。

なんか最近よく聞くけど、「守備的MFってことだよね？」「ボランチとどう違うの？」。こんな風に思われている方って多いのではないでしょうか？

今回は、こういった「知っているようで知らない」「なんとなくは分かるけど上手く説明出来ない」ような言葉や概念について、分かりやすく解説して参ります！

今回の記事も、サッカーを日々頑張っている少年少女はもちろん、お子様がサッカーを頑張っている親御様にも是非とも読んで頂きたい内容です！

アンカーとはどんなポジションか？
ボランチとは何か？
さいごに

アンカーとはどんなポジションか？

いきなり、本題に入ります。

近年よく耳にするアンカーとはどんなポジションかについてご説明致します。

アンカーとは、MF（ミッドフィルダー）のうち、コートの中央に位置取りを行い、主に守備的な役割を担う選手について言います。

そもそもアンカーとは、「anchor」という英語であり、その意味は、船の錨(いかり)を指します。つまり、相手に一番使われたくない「バイタルエリアの付近（＝自チームのセンターバックの前のスペース）」に、船の錨をおろすかのように陣取って、相手にそのスペースを使わせないような存在となります。そのようなイメージです。

日本において、多くの方がアンカーという呼び名・ポジションを強く意識付けさせられたのは（＝定着したのは）、恐らく「2010年・南アフリカW杯」での阿部勇樹選手の存在・活躍ではないでしょうか。

当時、自分達の力はまだまだであるといった前提のもと、守備に重きを置く戦略に切り替えた日本代表は、「長谷部誠選手や遠藤保仁選手の後ろ」かつ「中澤選手や闘莉王選手の前」に位置する「中盤の底」に阿部選手を配置し、守備の安定感をより強固なものにしました。そして、それまでの親善試合での不振振りが嘘であるかのように、その大会で日本代表が躍進した事実は周知の通りであります。

※見事な戦いっぷりの詳細はここでは割愛させて頂きます

つまり、アンカーとは、こういった働きを行うポジションのことであります。

ボランチとは何か？

続いては、よく同じ意味で使われがちな「ボランチ」についても解説して参ります！

このボランチというポジションも、何を隠そう「守備的MF」を指します。なので、人によっては、アンカーと同じように使う方もいらっしゃいますし、それが間違っているかと言われれば否定もできません。

ただ、ちょっとだけニュアンスが違うのかなといったところです。

実は、ボランチは、英語ではなく、ポルトガル語です。ポルトガル語で「ハンドル」を意味します。そうです。つまり、チームの「運転」を担う「舵取り役」のことなのです！

具体的には、右から左、左から右の展開を中継したり、速攻や遅攻を司ったりするのが役目です。攻撃だけではありません。守備においても、前線や両サイドの人間に指示を出し、プレッシャーをかけるのかかけないのかを牛耳る役目を担います。まさに、チームの運転を行うポジションであって、試合の流れをコントロールする役割・ポジションな訳であります。

いかがでしょうか。

発祥した国も違いますし、語源や意味も違う訳で、同じ「守備的MF」であっても、両者のニュアンスは微妙に違うといったことをご理解頂けましたでしょうか？

以上のように、サッカーを長年やっている方も、やり始めた方も、分かっているようでちゃんと分かっていなかったという言葉や概念は実はたくさんあります。

今後もこういった事象をより分かりやすく解説して参りますので、是非、日々のサッカーライフに取り入れて頂くのをお薦め致します！一つ一つ理解を深めて頂ければ幸いで御座います！

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